くまモンcafe2017.9.10
〈くまモンcafe2017.9.10〉
【番外編】
本日、みなし仮設にお住いの方対象のイベント『つながる広場』にカフェ担当として参加して来ました。 今回で3回目となるこのイベント。 参加者は500名を超えたそうで。
イベントの主旨を『交流』におき、一人で参加された方にも話しかけたり会場の案内をする「おもてなし隊」の方々もたくさん。 ただ、当然全員をカバーできるわけではなく。
そんな時、飲み物コーナーにおとうさんが一人。 「明日腸の検査だから、お茶か水しか飲めないんだよね。」という会話から始まり。 少しずつお話していくと、どうやら誰か知り合いがいないかと思って来られたそうで。 以前この会場広安西小学校に避難されていて、今はみなし仮設に。 懐かしの場所ということもあり、その頃避難していた方などに会おうかと思って来てみたけど、なかなか出会えず。 もう帰ろうとされていた時でした。
いろいろお話を聞いていくと。 息子家族が多く、一緒の家には住めない。 前の家は、自分の家含めて数件しか被害がなく、その人たちもすでに家を建てたり親戚の家に住んでいる。 前の土地に家を建てようにも、今ローンを組んでしまうと孫の代まで借金を背負わせることになる。 小さな平屋を建てたとしても、自分もあと何年まともに生きられるかわからないし、息子たちに譲れるほどの大きさはない。 土地を貸すといっても地価は下がって収入まで見込めない。 みなし仮設の期限はあと1年だが、災害公営住宅の建設のめどは立っていないし、期限が切れてしまえば月6万の家賃を払うことになる。年金暮らしの自分には到底払えない。
他にも、たくさんお話を聞かせてくださいました。 会場には様々な相談ブースが設置されていますが、 「相談するようなことじゃない。要望としては、『災害公営住宅を早く建設してほしい』『みなし仮設の期限を延ばしてほしい』だが、そんなこと町も必死にやっていることはわかっている。待つしかない。」
正直、苦しかったです。 ただただ、聞くことしかできない。
本当に、何を持って【復興】というのか。 改めて、考える機会になりました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ◆活動内容 つながる広場@広安西小学校 カフェブース スタッフ3 ボラさん0 ーーーーーーーーーーーーーー
担当・ようてん